【現場撮影】引退間近の「ニーナ」…京都鉄博でEF66形27号機特別展示【惜別】
2022年8月20日~28日、JR貨物の直流電気機関車「EF66形27号機」が京都鉄道博物館にて特別展示されました。当機関車は鉄道ファンから「ニーナ」の愛称で親しまれ絶大な人気を誇っておりますが、同年3月に定期運用から離脱、年内の全般検査期限切れをもって引退する見込みとなっております。
参考文献:毎日新聞「さらば元祖ロクロク 人気絶大パワフル電気機関車が半世紀の歴史に幕」


【ニーナ】はなぜ鉄道ファンに人気があるのか?

およそ90両製造されたEF66形電気機関車の中でなぜ27号機【ニーナ】だけがこれほど人気になったのか?信頼と実績の専門雑誌「鉄道ピクトリアル」が実に明快な回答・解説を出しております。↓コチラです。↓
“JR貨物において更新工事が行われたEF66形0番代は施工に合わせて塗色が変更されたが、2006年9月にこのグループ最後の更新工事が施工されて出場した27号機は国鉄色(屋根など細部には変化がある)を保ち、前面ナンバー部の台座や飾り帯もそのままで、運転室上の冷房装置を除けばオリジナルに近い形態を保っていたことでファンには絶大な人気を誇る機関車になった”
出典:電気車研究会「鉄道ピクトリアル2022年4月号」p111

【試験に出る】「ニーナ」のスペックをおさらい

車両形式:EF66形式直流電気機関車
製造年月:1973年(昭和48年)8月
製造箇所:川崎重工業株式会社
配置:日本貨物鉄道株式会社吹田機関区
走行距離:918万km(地球230周分)
最高運転速度:110km/h
1時間定格出力:3,900kW(EF65形式比1.5倍)
全長:18,200mm
全幅:2,800mm
全高:3,872mm
重量:100.8t
動力伝達方式:1段歯車減速 中空軸可撓(かとう)吊り掛け式
※2022年8月時点の情報です。
【国会議員】前原誠司氏も訪問
現職の衆議院議員、前原誠司氏も現地を訪ねて撮影したようです。
EF6627(ニーナ)とEF652085が京都鉄道博物館に特別展示されると聞き、JR西日本に勤めておられた梶原英樹・京都府議と行ってまいりました。ニーナとEF652085の特別展示は、8月28日(日)まで行われています。是非、鉄分補給にお越しください! pic.twitter.com/RjWDFjWEyZ
— 前原誠司 (@Maehara2016) August 25, 2022
【記憶に留めたい】画像集



