【 加悦鉄道 】全駅をご紹介【 廃駅跡 】

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加悦鉄道で活躍していた列車「キハ101」。加悦鉄道開業10周年を記念して新製されました。両端には荷物台を持っています。日本で唯一現存する片ボギー式気動車。1962(昭和37)年9~10月の重要部検査時に外部塗色を茶色から赤白のツートンカラーに変更しています。加悦SL広場(※2020年3月31日閉園予定)にて撮影。

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加悦鉄道とは

加悦鉄道は京都府与謝郡野田川町(現・与謝野町)の丹後山田駅(現・京都丹後鉄道宮豊線与謝野駅)から、同郡加悦町(現・与謝野町)の加悦駅までを結んでいた私鉄です。1926(大正15)年12月5日開業。旅客に加えて、丹後ちりめん・ニッケル鉱石なども輸送していましたが、地元住民のマイカー利用や貨物輸送終了により赤字が膨らみ、1985年(昭和60年)5月1日に全線が廃止されました。日本冶金工業のグループ企業でした。ちなみに「加悦」は「かや」と読みます。「かえつ」ではありませんのでご注意を。

加悦鉄道廃線跡は現在、加悦岩滝自転車道として自転車・歩行者が通行できる道路に整備されました。

その自転車道脇の廃駅跡にはマニアが悦ぶこんな表示板が…。

加悦鉄道廃線跡を訪ねて

今回はこちらの表示板を頼りに丹後山田駅から加悦駅までの全駅をご紹介して参ります。

丹後山田駅(現与謝野駅)

丹後山田駅跡表示板と京都丹後鉄道宮豊線与謝野駅舎。

丹後山田駅は加悦鉄道の始点駅。加悦鉄道営業当時、駅構内は広大だったようです。表示板内の写真、様々な列車が並んでにぎやかですね。左側から国鉄(宮津線)2番線・国鉄3番線・加悦鉄道1番線・加悦鉄道2番線・日本冶金工業専用鉄道岩滝線・・・と続きます。ちなみに京都丹後鉄道宮豊線与謝野駅も国鉄時代は丹後山田駅と称していました。国鉄から第三セクター「北近畿タンゴ鉄道」転換時に「野田川駅」と改称し、「京都丹後鉄道」移管後に「与謝野駅」と再度改称しています。

水戸谷駅

丹後山田駅から1.4km。水戸谷駅跡にはトイレあり。

大正14年に加悦鉄道が計画された時の駅名は「上山田駅」でした。昭和36年撮影の写真には 「キハ101」 の姿が。

丹後四辻駅

水戸谷駅から1.2km

丹後四辻駅は加悦鉄道内唯一の交換駅だったそうです。蒸気機関車用の給水タンクも設置されていました。

加悦谷高校前駅

丹後四辻駅から0.9km

加悦谷高校関係者等からの要望で設置された請願駅。昭和45年開業。仮設感丸出しのプラットホームが良いですね。

三河内口駅

加悦谷高校前駅から0.6km

三河内口駅も地元住民の強い要望により設置された請願駅。昭和6年開業。ちなみに写真内の蒸気機関車「2号機」はイギリスにあった世界で最初の機関車製造会社であるロバート・スチーブンソン社で製造されました。

加悦SL広場(※2020年3月31日閉園予定)にて展示中の加悦鉄道蒸気機関車「2号機」。

丹後三河内駅

三河内口駅から0.5km

丹後三河内駅は丹後四辻駅と並んで、丹後ちりめんを主体とした貨物の取り扱いも行っていました。

加悦駅

丹後三河内駅から1.1km

加悦駅は加悦鉄道の終点駅。車庫・修理工場・転車台・本社事務所なども併設されていました。

加悦駅跡前には曳き移転された旧加悦駅舎があります。軒の高い洋風の2階建て。こちらの駅舎の施工主は福井県小浜市の田辺藤七氏。駅舎内部は現在「加悦鉄道資料館」となっております。入場は無料です。(2020年2月現在)

参考文献:加悦鉄道(上) -丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」- (RM LIBRARY 180)

     加悦鉄道(下) -丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」- (RM LIBRARY 181)

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